辰砂といえばどんな色を思い浮かべますか?
沢山ある釉薬の中でも非常に難しいとされる辰砂。
教室に置いている辰砂(しんしゃ)の色見本。
電気窯、ガス窯、焼く窯の違いでこんなにも色が変わります。
右が電気窯で焼いた酸化焼成→
左がガス窯で焼いた還元焼成←
辰砂とは銅を還元で焼いたときに得られる赤色釉のことで、宋の釣窯で盛んに用いられた紅紫釉から発展したと言われます。
同じ銅の成分でできた織部もガス窯(還元焼成)で焼くと
小豆色のような色合いになります。
前回のガス窯で焼きあがった花入れです。
溝を掘ったところに織部釉をかけています。
本来ならガス窯で焼いているので
小豆色の線がでるはずでしたが
珍しい事に小豆色と緑色が部分的に出ています。
まさに窯変です。
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